介護予防事業の音楽療法

愛知県豊明市では、介護予防事業の一環として2015年より市の老人センターと地域の高齢者サロンで音楽療法を導入しています。

この事業は、私のピアノの生徒さんが市役所の健康長寿課で新たに介護予防事業(らくらす)を立ち上げ、その中で音楽療法をやってもらえないかと依頼を受けた事から始まります。1時間のおためしセッションの中で、口腔ケアによる誤嚥性肺炎、認知症予防を目的としたプログラムで構成して実施したところ、ご好評を頂いてスタートとなりました。

私の音楽療法は伴奏者と二人体制で、オープニングは季節の曲の演奏を聴いて頂く事から始まり、あいうべー、パタカラ、口腔ケア体操、鳴子やベル等を使った楽器活動、脳トレ、懐かしい歌の歌唱、全てに伴奏者が音楽をつける形で進めています。

毎月行っているハッピバースデーの歌に合わせたお誕生日のかた限定のツリーチャイム演奏は特別感があり、参加者にも大変喜ばれています。

スタート当時は誤嚥性肺炎、認知症予防の為に口腔ケアが大切という事で、歯科医師と歯科衛生士とのコラボを組み、音楽を使って口腔ケアの為のDVD製作にも関わりました。

それからあっという間に10年が過ぎ、現在もセッションがマンネリしていないか悩みながらの日々です。でもここへ来て楽しかった、元気がでたよ、という利用者様からの言葉に励まされながら、今日も新しいプログラム作りに励んでいます。

       

 

     岐阜県音楽療法士 / ことば音楽療法士 / 音楽講師  吉川 順子